2008年 09月 28日
天に祈る |
昨日は、円山にある、保安宮と孔子廟を訪れました
保安宮は
中国の歴史書では1755年に建て初めて1760年完成とか
一方、台湾の歴史書には、1805年に建て初めて、1830年に完成と
ずいぶん年代に差があるので、フーン
保安宮が祭る、保生大帝は医学に長じた同安県白礁郷に生まれた
医者であったとか
医術で多くの人を救ったとのことです
優れた人を神に祭るのは日本も同じです
そして、神農大帝という薬の神様も祭られています
医者と薬剤師の組み合わせですね
うっふっふ
この人は、薬を調合するのに
自分自身を実験台にしたので
体の色が黒くなってしまったということで
現在ある神体の顔は真っ赤です
黒くなる途中だとの話でした
註生娘娘という子授けの神様もいて
子供のない人には大変ご利益があったそうです
産みすぎたとき
もういらないとお願いすればちゃんと聞いてくれるのだそうです
バス・コントロールまでしてくれる神様
娘娘と書いて、ニャンニャンと呼ぶそうです
娘は日本語の意味とは、違って母を意味するのだそうで
聞いていて笑ってしまいました
最良の女
それは母
日本語のクスリも
薬をせんじていて、空海がなんだと聞いたところ
苦死了(クースリー)と答えたので、
それがそのままクスリ(薬)ということになったとの説明に
ほんとかなーー??????
これ苦いよって言っただけだったのにねーー
解説者のユーモアだったのかな
はっはっは
そして新装成った孔子廟にいきました
大成至聖先師孔子
2558周年誕生釈尊
と書いた入場整理札を胸にして中に入りました
すばらしい古代の儀礼典礼式でした
赤や、黄色、水色などの典礼衣装をまとった人々が
厳かに式典を進めていきます
古代楽器を奏しながら進むその華やかな式典
太鼓がなり、鐘が打ち鳴らされ、古い古い楽器が
会場全体に広がっていきます
孔子を学問の祖として敬っている儀式です
28日は台湾では教師の日なのです
台湾では、今でも教師は老師として敬われているのです
日本とは大違いですよ
その前日祭として、このすばらしい習儀を見に来たのです
あいにくの、台風来週の前とあって
時折小雨がパラッ
でも、
最前列でしっかりと見せていただいた式典は
頭の中にくっきりと刻み込まれています
心行くまで楽しみました
えー今、今年最大の台風が近づいています
台湾直撃は避けられないようです
又多くの犠牲が出ることでしょう
天を畏れ
天にひざまづく台湾の人々の心がわかる気がします
雨を降らせ風を巻き起こし
川を氾濫させ、山を壊していく
家も畑も、そして時には人も壊していく台風
人間の力など何ほどでしょうか
ひたすら天に祈り
大きな廟を建てていく台湾の人々
人間がどんなに小さな生き物であるかを
謙虚に受け止めているような気がします
そして人間背筋をシャンと伸ばせる崇高な生き物なんです
どうか被害が最小にすむように
私も祈りをささげましょう
今日もスマイル
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by kawazukiyoshi
| 2008-09-28 12:35
| 詩、エッセー
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